FIBAの要求について考えてみるシリーズ最後となる今回は「協会のガバナンス」について改善策を模索したいと思います!

まずはガバナンスという言葉についておさらいを。

集団が自らを健全に統治すること。

集団のメンバーが中心となり、規律を重んじながら相互協力をすることで目標に向けた意思の決定や合意を形成を行いながら集団の円滑な運営をはかる。

ガバナンスとは - はてなキーワード

という事はFIBAがJBAのガバナンスを問題視しているというのを言い換えると「目標に向けた意思決定や合意形成の際、規律を重んじていますか?相互協力できていますか?」という疑問をFIBAが持っているという事になると思います。

10年もの間、2つのトップリーグがある状況なので、疑問を持たれて仕方ないとは思います。

今まで何度もリーグ統一に向けた動きがあったのですが、なかなか進展してませんからね・・・(涙)

また2020年東京オリンピックが控えてます。FIBAは開催国枠を無くす方向で進めているので、日本代表の強化が進まず開催国が出場できなくなる事を心配しているのではないでしょうか。

とは言え、今回の騒動を受けてJBA会長が辞任(現在は後任の会長選出中)され、NBLも理事長が辞意表明、専務が辞任とガバナンス改善に向けた動きが起こっているのは事実ですね。

これまで問題解決を阻んできた要因が少しでも取り除かれて欲しい、今の状況をチャンスに変えてほしいと願っています。

前置きが少々長くなりましたが、ここからが本題となります。よろしくお願いします!

目次

  • 具体的な目標を立てる
  • 目指せ、競技者登録数100万人!
  • トップリーグの動員を300万人に!
  • 目標に向かってコツコツと
  • 国内大会と国際大会のスケジュールについて

具体的な目標を立てる

JBAの定款の第2章第3条に組織の目的が書いてあります。

この法人は、我が国におけるバスケットボール競技界を統轄し、代表する団体としてバスケットボールの普及及び振興を図り、オリンピック競技大会や世界選手権大会へ向けて競技者を育成強化し、バスケットボールを通じて、国民の心身の健全な発展に寄与し、また豊かな人間性を涵養することを目的とする。

定款|公益財団法人日本バスケットボール協会

個人的な感覚で申し訳ないのですが、上記目的に向けて進んでいくという強い想いをJBAから感じることができず、「現状を維持できればそれで十分」と考えているように思えるのです。

もちろん、国内大会の実施、国際大会への準備・派遣、育成年代に対しての施策の実施など、現状を維持するのにもパワーが必要でしょうし、協会が何もやっていないとは考えていません。

ただ、東京オリンピックを控えた今、日本バスケ界を更なる高みに引き上げようとする気概・ムードのようなものを感じたいと思っているので、協会には是非その舵取り役をお願いしたいです。

どうかよろしくお願いします。

その際、定款のような漠然とした目的ではなく、ある程度具体的な目標を掲げてみてはどうかなと思うのです。

代表強化における目標は先の記事で触れてるのでそちらをお読み頂ければ嬉しいです。

【バスケ】FIFAの要求について考えました その2 「代表強化」 - take it easy

今回は「バスケットボールの普及及び振興」という部分について、「バスケをする」「バスケを見る」という切り口で具体的な数値目標をご提案させて頂きます!

目指せ、競技者登録数100万人!

まずは「バスケをする」についての数値目標です。

これは競技者、コーチ、審判の登録者数ベースで良いかと思います。

日本体育協会の資料を見てみると2013年時点での球技の競技登録者数トップ5は以下の通りです。

1位:野球(114万人)
2位:サッカー(93万人、フットサル含めると105万人)
3位:バスケ(62万人)
4位:バレー(40万人)
5位:卓球:(30万人)

中央競技団体/競技別登録者数 - 加盟団体 - 日体協

野球やサッカーの普及・人気・競技レベルを考えると、競技登録者数100万を達成できれば日本でバスケが普及していると言えるのではないでしょうか?

ハードルはとても高いと思いますが、突拍子もない目標ではないと感じております。

現場レベルの関係者の数も増やしましょう!

また、バスケ普及には欠かせない存在としてコーチや審判といった現場レベルの関係者の数も増やす必要があると思います。

現状、コーチや審判は人員が不足していると思いますので、目標値としては現在の3倍程度の人数を目標に設定したいところです。

コーチ・審判の質や量が増すことは、選手のレベル向上につながり、更には日本バスケ全体の底上げにつながると信じています。

トップリーグの動員を300万人に!

続きまして「バスケをみる」部分での数値目標についてです。

要はバスケ経験を問わずファンを増やして行こう!というお話です。

単純に観客数を対象にすればよいかと思いますが、現状トップリーグのデータしか見つけられなかったので、今回はトップリーグの観客数について目標値を探りました。

2013-2014レギュラーシーズンにおける各リーグの観客動員数の合計は以下の通りです。

リーグ 観客動員数 計算方法
NBL 43万人 ホームゲーム数と平均入場者数で計算
bjリーグ 87万人 公式発表の数字
NBDL 10万人 ホームゲーム数とNBL1試合平均/2で計算(公式データ見当たらず)
合計 140万人

NBDLは公式データが見つからなかったので概算となっておりますが、昨シーズンは約140万人の方がバスケの試合に足を運んだ計算になります。

ここでも野球とサッカーのデータを見てみたいと思います。

プロ野球(2014シーズン):2286万人(セリーグ→1262万人、パ・リーグ→1024万人)
Jリーグ(2013シーズン):835万人(J1→527万人、J2→308万人)

け、桁が違う・・・。これでは参考にしにくいですね(汗)

経営的な視点に変えてみます

ということで、ちょっと着眼点を経営的な所に変えてみます。

チーム経営と動員数について書かれているブログ記事を見つけたのでご紹介させて頂きます。


検証 平均観客動員数の目標値、2,000人の真意 | ぶんきち日記 | スポーツナビ+

ここには3000人集められれば、安定してチーム運営ができるのではないかと書かれています。

この数字を達成しているのはbjリーグの沖縄だけなのですが、その沖縄は過去4年のうち3度決勝に進出している強豪です。チーム強化、ファン拡大、安定した経営が上手く噛み合っている良いモデルケースではないかと思います。

ですので、沖縄のチーム規模となる1試合3000人の動員を目指すというのはいかがでしょうか?

現在のトップリーグの平均動員数が1400~1500人くらいなので、単純に倍ですね。

現在のレギュラーシーズン動員数が約140万なので倍で280万、切りが良い数字をとって300万人動員という結論に至りました!

これを達成できると選手・スタッフの待遇改善に繋がり、プロバスケ選手を目指す若い選手が増える可能性がぐんとあがりそうです。

目標に向かってコツコツと

以上、「バスケットボールの普及及び振興」を実現する為に必要そうな数値目標を妄想してみました!

目標達成まで時間がかかるかもしれませんが、「バスケットボールの普及及び振興」という大きな目的に向かって、小さい数字を積み重ねていって欲しいなと思っています。

これから起こりえる様々な合意形成の際、具体的な数字がある事で着地点がみつかるケースもあるかもしれません。

おっと、目標達成までの期間を設定していませんでした!

競技登録者数100万人は東京オリンピックが行われる2020年が良さそうです。

オリンピックが終わったタイミングでJOCを中心に大会・プロセスの総括が行われるでしょうから、その時点で数値目標を達成していたらJBAの評価は大きく変わる気がします!

リーグの動員については、統一リーグが開幕する2016-2017シーズンでの達成を目標にしてみてはいかがでしょうか?

どういう形に落ち着くかわかりませんが、バスケ日本一を決める最初のシーズンになりますので、注目度も高まっていると妄想しています。

国内大会と国際大会のスケジュールについて

国内カレンダーと国際カレンダーについて書こうと思っていましたが、先日公開されたJBAからの下記の資料に、スケジュール調整について少し具体的に書かれていました。


【重要】FIBAへの回答書(要旨)公開について|公益財団法人日本バスケットボール協会

今回のエントリーが長くなってしまった事もあり、申し訳ありませんがこの点はまたどこかで書ければなと思っております。